柞原八幡宮 
   ゆすはらはちまんぐう       
〒870-0808
大分県大分市大字八幡987番地
TEL 097-534-0065
FAX 097-536-2475
 
由緒

 
神社由緒   

御由緒
社号 柞原八幡宮(ユスハラハチマングウ) 大正5年(1916)、国幣小社に昇格。創建 天長4年(827)、延暦寺の名僧・金亀和尚が宇佐神宮の参篭にて神告を蒙り柞原山に勧請したのを、当宮の創建の起原とする。 天皇は深く国内外の政治に大御心を用いられ、又、文学にも力をそそがれ、大船を造られ交通の道を開かれ、国内は勿論韓土との交通も頻繁となる。 故に「厄除・開運の神、殖産興業の守護神」として崇められている。神功皇后 御幼時より聡明且つ容姿壮麗であられた。仲哀天皇の二年に皇后となられた。 内助の功多く、天皇の没後、男装して海を渡られ新羅を征服す。爾来、応神天皇を奉じ政をとり給う事70年、御年百歳にて崩じられた。 仲哀天皇 熊襲の反乱を御親征の為、船を率いて海路筑紫に幸し、これを討たれたが、陣中にて崩じ給うた。 皇室の御崇敬 当宮は承和3年(836)、右大臣・清原夏野は勅を奉じて国司大江宇久に社殿を造営せしめ、爾来、国司の厚い崇敬を受け、一方、皇室も厚く尊崇せられた。 又、嘉承3年(1108)には、勅使の参向があり、敷地の四至を定め税を免ぜられた。仁平3年(1153)には、鳥羽法皇が60歳の御賀に御祈願を修せられ、神領を定められた。 元暦元年(1184)には、源範頼が平氏の追討を祈願したのをはじめ、源頼朝・領守(大友・竹中・日根野)・武家の崇敬も非常に厚く、近世には、社家200余・坊舎30を数えた。 社殿 御本殿は安政年間(1854〜1860)に再建の壮麗な八幡造りであり、申殿・拝殿・楼門・廻廊が続く。本殿の東西には東宝殿・西宝殿が建ち、東宝殿の東には権殿が建つ。 本殿の南には宝物殿が建ち、多くの宝物が収められている。又、参道の途中には南大門がた値が建つ。 これは別名「日暮し門」と呼ばれる華麗なもので軒の正面には雄竜・雌竜(裏面)が、そして随所に多彩な彫刻が施され、元和9年(1623)の再建・明治3年(1870)、修営になる。 祭典 歳旦祭(1月1日)・元始祭(1月3日)・成人祭(1月15日)・紀元祭(2月11日)・祈年祭(2月17日)・例大祭(3月15日)・大祓(6月30日)・夏越祭(7月31日)・武内大神渡御祭(9月1日〜7日)・仲秋祭(9月14十〜20日)・新嘗祭(11月23日)・七五三祭(11月中)・天長祭(12月23日)・大祓(12月31日)・除夜祭(12月31日)・月次祭(毎月1日)社宝 国指定重要文化財 太刀(国宗・源国・薙刀直し刀)・銅造仏像(白鳳時代)・甲冑(白檀塗浅葱糸威腹巻)・柞原八幡宮文書(絵図付)県指定重要文化財 八幡宇佐宮御託宣集(裏図付)・木造不動明王立像(鎌倉時代)・木造女神坐像(平安中期)・木造祖師坐像(平安中期)・山水蒔絵縁起絵巻納箱・紙本着色由原八幡宮縁起絵巻(附極書二通)・紺紙金泥増壱阿含経(十一紙)・板堀不動明王立像・板堀多聞天立像・木造菩薩形坐像 特殊神事 武内大神渡御祭 9月1日〜7日の間、申殿西内に祀る武内大神(武内宿禰)が、その本社・賀来神社まで御神幸になられる。別名「賀来の市」と称され、9月1日と9月7日に神事が斎行される。 仲秋祭 9月14日〜20日の間。別名「浜の市」と称され、14日に氏子の奏する渡り拍子の中を、神輿三基が御旅所の仮宮に渡御する。中日には、放生会の神事・花火大会があり、期間中、神前では神楽等が奉納され、盛大な「市」が立ち終日賑わう。 起源は、大友能直が豊後国守護となった鎌倉時代初期に始まり、大友氏滅亡後一時中絶したが、寛永13年(1636)、府内藩主・日根野吉明が再興し、現在に至っている。名物「しきし餅・一文人形」が有名。天然記念物 大楠(樹齢3000年以上)は境内参道西側(南大門の西側)にそびえ、樹高30メートル・根回り34メートル・地上2メートルの幹回り19メートルもあり幹の下部は空洞になっており大人が10数人も入ることが出来る。我が国でも有数の巨木であり、大正11年3月に国の指定を受ける。平成元年、環境庁巨木調にて全国第七位となる。 境内 約17000平方メートルあり、境内参道途中には、大友氏の時代にポルトガル人が寄せたと伝えられる「ホルトノ木(根回り6.5メートル)」が大枝を広げている。又、御殿廻廊よりの「新緑・紅葉等」は見事である。

御祭神
御祭神 東御前・仲哀天皇「帯中日子命(タラシナカツヒコノミコト)」中御前・応神天皇「誉田別命(ホンダワケノミコト)」西御前・神功皇后「息長帯比女命(オキナガタラシヒメノミコト)応神天皇 仲哀天皇の皇子、神功皇后が御母」



現地調査報告   



現地調査日 平成 年 月 日
平成 年 月 日作成 皇學館大学神道学科

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