御由緒
創祀不詳ではあるが、礼伝によると第一一代垂仁天皇yの御代、皇大神宮が 伊勢にお遷りになる時に岡山の庄陵地に一時お留りになったと伝える。
この岡山の地に神宮の神領地として皇大神宮を勧請したのが創祀と考えられる。
永禄五年(一五六二)にそれまで舟付け明神といって崇め祀っていたこの岡山の神明社が炎にしたのでその頃出来上がりつつあった新道路(東海道)の傍らに遷座されたのが今の大瀬古町に鎮座される大宮神明社である。
江戸時代には神戸藩主本多家の崇敬をうけ、また神祇管領長上吉田家の参拝も数次にわたっている。明治四〇年に天白社、八幡社の二社を合祀し、明治四一年には五社を合祀している。6月30日に斎行される大祓は「永宮の輪くぐり神事」として江戸時代より盛大に行われている。
また摂社二柱大神は江戸時代末より病気平癒の神(センキの神)として信仰され、11月20日には当社の」大祭が行われる。
御祭神
《主》天照大御神,《配》天手力男命,幡千千比売命,市杵島比売命,田心毘売命,高津比売命,品陀和気命,大山津見命,弥都波能売命
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