御由緒 御船神社も亦、延喜大神宮式及び神名式に載す。但し神名式には大神乃御船神社に作る。 倭姫命皇太神を奉じて御宮地を覓め給ひし時、伊蘇宮より寒河を泝りて此の地に至り、御船を留めて御船社を定め給へること太神宮本記に見ゆ。 是れ本社の起源なり。寛文三年現地に再興す。此の社神名式に度会郡に入れり。今多気郡に属するは、郡界の移動によるなり。 明治二十五年上地官林一段六畝三歩を復旧し又同四十二年同村民より接続地一畝七歩を献納して、現状を為すに至れり。 『神宮要綱』より 御祭神 大神御蔭川神