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神社ID/コード34540 画像収集中
神社名/通称白髭神社
(フリガナ)しらひげじんじゃ
郵便番号現鎮座地愛知県
鎮座地調査年平成5年当時鎮座地愛知県豊田市大畑町寺ケ洞207・206-2
氏子地域
電話番号FAX携帯電話
主な祭典祭典日
旧社格式内社御朱印
祈祷出張祭神葬祭
結婚式宝物館要助勤(月日)
宮司名(本務/兼務)連絡先
主祭神《主》猿田彦命フリガナ
御神徳
由緒道開きの神さま 「道開きの神さま」「お導きの神さま」で有名な、猿田彦大神を祭神とする白髭神社は、昔から隣接の尾張地方をも含め、広く近郷近在民衆の信仰する神さまとしてその名が知られております。大正初期に天然痘が流行したときなどは、参詣者が群れをなして境内に上がったため、寂しい参道が一変ににぎやかになって、連日出店が軒を連ねたと言われております。そうしたこともあって、今でも「大畑の白髭様」と言うと「疱瘡の神さま」と答えが返ってくるほど、疱瘡で有名になってしまいました。当時恐ろしいばかりに蔓延し、次々と人の命を奪って行く疱瘡という流行病は、人間の力ではどうすることもできない悪魔だったに違いありません。その悪魔から守ってもらおうと、「鬼神」の名をおもちになる白髭さまに、我も我もお縋りしようと参詣に上がった民衆によって、いつの間にか「疱瘡の神さま」にされてしまったと思われます。五神名五神徳の神さま 猿田彦大神は、いま述べた「鬼神」をはじめ五つのご神名と、五つのご神徳をお持ちになる神さまとして、広く民衆の間に篤い信仰があります。それを平たく述べると、土君-国底立神-大地の守り神で、私どもの住むところを守ってくださる神さま 気神-化生出現の神で、祈り念ずるもののうえに現れて、守護を垂れ給う神さま 鬼神-荒ぶるものを防いで、守って下さる神さま 太田神-寿命、幸福の神で、私どもに寿命と幸福を授けて下さる神さま 興玉神-振魂神-人の魂を活気づける神さまで、私どもの心を鎮め、勇気を奮い立たせる神さま 天然痘などは、その病原体も研究し尽くされて、既にこの地球上から病原菌はいなくなったといわれます。が、いくら科学が発達した時代になったといっても、大自然の力、影響の中で私どもは生きていかなければなりません。生きていくものの運定でもあります。人は誰でも「弱さ」という一面をもっております。特に近年は、社会の複雑化に伴って「心の病」に苦しむ人が多くなったといわれ、遠方から白髭さまを尋ねてお参りにみえる方もございます。そうした方方から「お札」の希望が寄せられますので、元旦と秋の大祭日(10月の第1日曜日)に限りお札のお授けができるようにしました。心の悩み、気の迷い、難病平癒、除災守護、子供の成長、学業成就、事業の決断等等、白髭さまのお導きを受けて、己の進むべき道を見いだして下さい。古代創建 寛延勧請 かようなご神徳の深い白髭さまは、明治初年までは白髭大明神と呼ばれ、今から二百数十年前の寛延4年に猿田彦大神を勧請したという言い伝えがあります。この時期は、富士山が大噴火を起こして宝永山ができた後で、天候不順による不作が相ついだために飢饉飢餓に苦しむ農民の中には、翌年に播くべき種子までも食糧にしたといわれ、百姓一揆が全国に続発して社会不安の続いた時代です。昔から崇敬されてきた氏神さまに、何らかの理由が生じて猿田彦大神を勧請したものか、或いは古代から猿田彦大神を祭神としながら、社殿改築を機に改めて勧請したものかは、記録がないために詳しいことはわかりません。言えることは、神社の正面、鳥居の脇に根廻5米、胸廻りが3・32米、樹高25米の大銀杏(昭和59年豊田市名木指定)が聳え、「白髭さまの大銀杏」としてこの地方の天然記念物的な名をはせておりますが、それよりも少し小振りの杉の巨枯木が、昭和20年代までは拝殿の左右に空洞の巨体を立てていたことなど考えますと、社の創建は遥か古代であったろうと思われることです。現在の社殿は、昭和52年(1977)10月に造営改築を行いました。さのとき隣接の民有林と共同して山を削り取る大規模な地盤を下げる工事を行ったため、約3640平方米(社域実測)のひろびろとした境内地を生むに至りました。摂社 摂社として、次の神々をお祀りしてあります。(向かって右から)山神社、琴平社、秋葉社、風神社、水神社、大荒神社、洲原社、この神々は、もともと村境の山に、それぞれお祀りしていたものを、大正初期にここに遷座し、村人がお詣りしやすいようにしたといわれています。また、せっかく大畑町においでいただきましたので、伊保川を渡った西南の天神山に、学問の神さまで有名な天満宮がございます。この天満宮は、平安時代の昔からこの地に祀られてきているという言い伝えがあります。ぜひお詣りをお勧めします。(上の古図は、文政10年に長沢代官所へ提出した控えの一部である。白髭神社は氏神と表現され、いまの消防車庫のあたりに「高札」と「郷蔵」が存在している。)
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