由緒 | ◎足利市助戸丘陵内の山頂(標高約80米)に鎮座する雷電神社(助戸東山町1742番地)は、助戸各町在住者を氏子として崇敬し各町輪番制で祭事を行っている由緒ある神社であります。○御祭神は、大雷命、配祀、火雷命、山神大山祇命を奉祀し、毎年4月、10月の例祭日に、町内安全、五穀豊穰、商売繁栄等の諸祈願が執行されておりましたが現在は春祭りのみ続けられております。○御創建の年月は審かでありませんが古老の話によれば、往昔足利地方大干ばつに際し足利又太郎忠綱(唐沢城主)が当時農家の守護神たる上雷電宮(雷電神社の北裏山にあった)に使者を遣わし雨乞いをなされ、その御神徳を感じて下雷電宮を建立したのが現在の雷電神社の創祀といい伝えられております。○現在の建物は、享保19年申寅季(1734)地頭高木主水正・六角主殿の再建(棟札に明記)されたものであり、その後昭和32年2月建物の腐朽甚だしく、原形保存に努めるべく補修されております。○明治43年9月2日(1910)火雷命を奉祀する上雷電宮を隣接の山頂に鎮座する下雷電宮(現雷電神社)に合祀し現在に至っておりまりす。○当社御神体奉納箱書記載文によれば宝永3年(1706)3月25日神位正一位雷電大権現と記してあり、当時御贈位があったものと思料されます。 |
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