由緒 | 明治三九年(一九〇六)の『神社明細帳』に、「神明社 式外、祭神天照皇大神、由緒勧請延宝七年(一六七九)九月一六日、現今の居氏該字へ移転の際祀りしと云のみにて由緒等一切無之、祭日九月一六日、境内社二社在り。神武天皇社 祭神 神日本磐余彦命、由緒創立明治四年(一八七一)諸国へ祭祀すべき旨御達により建設せる処なり。火産霊社 祭神 火産霊神、由緒 勧請天保九年三月八日該字居住の者火鎮の社として祀る所なり。」と在り。『員弁雑誌』には、「神明宮 字幕明に在、暮明一郭の産土神にして例祭九月一六日。山神 字幕明に在、当所の山神也、社地に弁財天の社在。」とある。字溜奥には厳島神社がある。明治三九年(一九〇六)の『神社明細帳』に、「厳島神社 祭神 市杵島姫命、由緒 創立年度不詳と雖も往古大泉四ケ村立会の社にして山の御堂と称して大谷神社別当暮明山東光寺と云い今村内薬師堂なる有り、此地にありし時の別称と云う。後文政九年(一八二六)より四ケ村分離して只当村のみ祭祀すと云々、祭日八月一日」とある。明治二一年一〇月神明社を暮明御厨神明社と改称、明治四四年四月六日東一色大谷神社に合祀したが、昭和一一年九月旧社地に社殿を建設し、同二六年三月七日旧社地に分祀奉斎した。 |
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