神社史研究会 
  The Jinja Historian's Association
三重県伊勢市神田久志本町1704番地
皇學館大学 神道学科研究室内

ご挨拶

このたび神社史研究会の創立につき、
まことにお世話になり、ありがとうございます。
心より御礼申し上げます。

 これまで、一宮の研究会、式内社の研究会などがありました。それらは神社史研究の重要な部分であることは認めます。 しかし、それらにより全国8万の神社をおおいつくしたものでもありませんし、それらはある段階に日本歴史の必要性から成立したものであるだけに、神社そのものの発祥を語るものでもありません。
 今後これらの研究を踏まえつつ、それらに包括されていない多くの神社を対象とする神社研究が必要となってくると考えました。 そこで神社の研究を、特に史的研究の立場から接近する集まりを作りたいと思いました。
 わたしは『日本神さま事典』(大法輪閣)『真清田神社史』(国書刊行会)など、いくつかの神社研究の仕事をしました。また『式内社調査報告』の執筆、編集に携わりました。 神社本庁の全国まつりデータの作成においては、中央執行委員をつとめました。 大学、大学院では神道史の研究を中心に学生たちと接し、学界でも神道史学会、日本思想史学会、日本宗教学会、神道宗教学会で発表し、機関誌に執筆し、役員をつとめてきました。 これらの経験を生かし、会員各位との親睦と交流と研鑽を深めていきたいと思います。
 神社は、社叢を中心に自然科学から、その社会に果たした役割を中心に社会科学から、また文学、地理学、考古学など人文諸科学からと、さまざまな諸領域から、研究がなされています。 それらの研究にも視野を拡げてはいきますが、これらの研究を客観的に評価できる自らの研究基盤としての史的研究が必要であると考えます。 そういった研究仲間が集まってくださったことに感謝いたします。
 末筆ながら、今後の本研究会の発展を祈念し、あわせて会員各位のご健闘を祈りあげます。   

事務局からのお願い

会長

白山 芳太郎
皇學館大学名誉教授

略歴(皇學館大学)

昭和52年 皇學館大学助手
昭和55年 同専任講師
昭和60年 同助教授
平成 7年 同教授
     (神道史・神道)
平成21年 同神道研究所長
平成25年 同学長補佐
平成27年 同特別教授
令和 2年 同名誉教授

学会活動

神道史学会委員
神社本庁教学委員
神道宗教学会理事
日本思想史学会評議員
日本宗教学会理事



神社の成立と展開
皇學館大学名誉教授
白山 芳太郎 著
2420円

  Greetings  

  Yoshitarou Shirayama
Chairman, the Association of Jinja Historians
Professor of historiography
 

I would like to express my sincere gratitude to everyone who contributed toward the creation of our new Association of Jinja Historians.

There have been associations that focused on Ichinomiya or Shikinaisha which are crucial to the studies of Shinto and shrines. However, these studies do not represent all of the 80,000 shrines that exist in Japan. At the same time the origins of the shrines is not covered by these studies.

I believe that more comprehensive studies are needed now. The new research will include many less famous shrines. It is also necessary to approach the shrines from a historical perspective.

I have extensive experience as a Sinto historian. I have published books, participated in the nationwide research, and worked with undergraduate and graduate students. I have also presented at various academic conferences and contributed to the editing of newsletters. It is my sincere hope that I will be able to further the jinjya studies together with the members of this association, making use of my experiences.

The jinjya has been studied from the point of view of many different fields. For example, the natural science focused on the jinjya forests and the social sciences looked into the role the jinjya played in society. Literature, geography and archeology have also been involved. What is needed, I believe, is the historical research that will serve as the critical base for the various interdisciplinary studies mentioned above.

We have excellent scholars and students as members who share these goals. Lively discussions and active research is underway. I sincerely hope that this new association will shed a new light on the studies of Shinto.
  
  
  
  
  

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  研究会本部
  名古屋支部
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  東京支部
研究会の目的
全国約8万神社の紹介及び史的研究
第一次調査予定
倭姫巡行地神社
全国の「一の宮」
倭健遠征地神社
『出雲国風土記』と
大国主関係神社
神武東遷(東征)地神社
御祭神別神社
その他、物語性のある切口で調査研究していきます。
第二次調査予定
全国8万社まで、継続研究

第一次完成予定 
令和2年
(2020年) 
第二次完成予定 
未定
継続研究